正規表現のクラス.正規表現のリテラルはスラッシュで囲んだ形式 で生成します.
/^this is regexp/
Regexp.new(string)を使って正規表現オブジェクト
を動的に生成することもできます.
Object
compile(string[, casefold[, code]])
new(string[, option[, code]])
文字列をコンパイルして正規表現オブジェクトを生成します.第2
引数が与えられて,その値が真であれば,生成された正規表現は
アルファベットの大文字小文字を区別しません.第2引数が整数であった場合,
その値はRegexp::IGNORECASEと
Regexp::EXTENDEDの論理和でなければなりません.
第3引数が与えられた時には,$KCODEの値にかかわら
ず,指定された文字コードでマッチを行います.文字コードは
$KCODEへ
の代入と同様に文字列引数の最初の一文字で決定されます.
quote(string[,kcode])
escape(string[,kcode])
stringの中で正規表現において特別な意味を持つ文字 の直前にエスケープ文字(バックスラッシュ)を挿入した文字列を返 します.省略可能な引数kcodeで文字列の文字コードを指定します. 文字コードの指定は $KCODEと同様に 行います.
self =~ string
self === string
マッチする場合,マッチした位置のインデックスを返します(先頭
は0).マッチしなかった場合nilを返します.
~ self
変数$_の値との間でのマッチをとります.ちょうど
以下と同じ意味です.
self =~ $_
casefold?
正規表現が大文字小文字の判定しないようにコンパイルされている 時,真を返します.
kcode
その正規表現が対応するようにコンパイルされている文字コードを
$KCODEと同じ
形式で返します.もし,正規表現が固定コードに対してコンパイル
されていない(マッチ時点での$KCODEの値を用いる)
場合には,文字列"$KCODE"を返します.
source
その正規表現のもととなった文字列表現を返します.